大腿骨頭すべり症

前思春期から思春期前半に発症する股関節大腿骨頭の成長軟骨の部分が「ずれる」疾患です。稀な疾患であることや股関節ではなく膝の痛みが初発症状であったりすることが診断の遅れにつながります。診断が遅れると骨頭の変形が進み、将来の変形性股関節症早期発症の原因になります。軽症の場合でも変形性股関節症発症のリスクになります。小児の股関節疾患には珍しく、大腿骨頭すべり症は手術治療が必要な疾患です。

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